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【プレスリリース】CFSの責任ある農業投資原則/オックスファム評価

2014.10.15

News

第41回世界食料安全保障委員会(CFS)
2年の交渉を経て「農業と食料システムに関する責任ある農業投資原則」採択へ
合意された文書の内容は、極めて弱く曖昧なものに


10月15日、ローマで開催されている第41回世界食料安全保障委員会(CFS)において各国政府は、「農業と食料システムへの責任ある農業投資原則(Priniciples on Responsible Agriculture and Food Systems)を承認しました。同原則は、幅広いステークホルダーによる参加と透明性が確保された二年間の交渉プロセスを経て合意されました。オックスファムを含む市民社会もまた、このプロセスに参加してきましたが、交渉の最終的な結果を評価することはできません。

この原則に関する交渉プロセスの開始時、市民社会は、「原則」ではなく、法的拘束力のある「ガイドライン」の策定を強く求めていました。土地収奪につながるような無責任な投資を避けるためには、具体的に何をすべきで、何をすべきではないのか。具体的かつ実用的なガイドラインが合意されることが期待されました。しかし、交渉の早い段階で合意文書は、法的拘束力のあるガイドラインではなく、任意の原則となりました。

合意された原則の内容は、関連分野における既存のガイドラインの水準に満たないものです。特に、投資の影響を受けるコミュニティの「自由意思による、事前の、十分な情報に基づく同意(FPIC)」が盛り込まれなかったことは、原則の問題点を象徴しています。

原則の内容は、総じて弱く、曖昧なものです。原則が本当に責任ある農業投資の推進に役立つ可能性は低いと言わざるをえません。むしろ、この原則が、食料への権利の侵害を助長するような無責任な農業投資を正当化するために利用されることが危惧されます。原則が今後どのように運用され、農業投資にどのような影響を及ぼすかについて、しっかりとモニタリングし、評価していくことが必要です。

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